科学・技術委員会企画


主催:エンジニアリングセラミックス部会、ガラス部会、科学・技術委員会      協力:行事企画委員会

 

 

セラミックスDX セッション         

                           

さまざまな材料・製品の研究開発においてデータを活用した研究開発の効率化、高速化、高度化が進められ、様々な場面でデジタル化の展開とその活用による新しい産業形態や価値の創出が期待されています。セラミックスでは物質探索から製品開発に至るまでに、非常に多様な因子が含まれるため、DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現は将来の発展に非常に重要な課題となっています。

本セッションはその取り組みの一環として,日本セラミックス協会の各部会・委員会が連携して開催するものです.今回のセッションは,エンジニアリングセラミックス部会及びガラス部会が担当し,「DXに関連したエンジニアリングセラミックス材料およびガラス材料の新しい展開」に関する講演を行います.

新たな視点でセラミックス分野の研究開発を展開する良い機会になると思います。産業界,大学・研究機関,学生の多くの方々に参加して頂きたくお願い致します. 

 

 

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プログラム

 

開催日時:2024316日(土)9001200

主  催:科学・技術委員会

会  場:熊本大学   キャンパス

司会進行:幾原 雄一(科学・技術委員会委員長),他

  

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第1部 エンジニアリングセラミックス部会  座長:北岡部会長

9:15~9:45  

(1)「材料・製品開発におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用

-組織でのMI活用・定着のポイント、セラミックス材料領域における活用例」

小島 秀平 先生(MI-6株式会社)

9:45~10:15
(2)「AIおよびシミュレーションによるセラミックス材料の物性予測」

福島 先生(産業技術総合研究所)

10:15~10:45

(3)「TOTO 大型陶板のAI活用による技術革新」

    鳥山 信治 先生(TOTO株式会社)


第2部 ガラス部会  座長:吉田部会長

10:45~11:15

(4)「統計的機械学習によるガラス材料探索の新展開」

    徳田 陽明 先生(滋賀大学)

11:15~11:45

(5)「ガラス溶解プロセスにおけるデジタルツイン技術開発」

    関 大河 先生(AGC株式会社)

 

聴講・参加について

セラミックス協会2024年年会の参加者なら,どなたでも自由に聴講いただけます.

事前登録も必要ありません.



*エンジニアリングセラミックス部会からのメッセージ

エンジニアリングセラミックスは、さまざまな使用環境で動作する構造部品に対して,優れた機能と高い信頼性が必要です。これらの特性は,材料固有の物性や微細組織に強く影響されますが、これを制御するためのプロセス条件は多岐にわたり、また、これまでの長い研究と技術開発によって蓄積されたノウハウにも依存しています。

 本DXセッションでは、AIやシミュレーションを活用して、さまざまな特性制御因子を数値化し、最適な微細構造やプロセスの制御に成功した事例を紹介します.DXはセラミックスの特性発現の理解や材料開発指針の提供が可能であることから、研究開発の飛躍的な効率化が期待されます。これはまさにセラミックス分野におけるデジタル変革の可能性を示すものですので、異分野の方々も含め、多くの皆様にご参加いただければ幸いです。

 

 

*ガラス部会からのメッセージ

ガラス材料は、その化学組成だけでなく作製時の熱履歴がガラスの構造や物性に影響を与えるため、所望の物性を有する組成を設計することは簡単なことではありません。さらに、高温融体の物性を取得することが困難であるため、ガラスの製造プロセスの最適化の難度は極めて高いと言えます。一方、近年のDXに関連する技術の発展や知見は、このような問題点を克服することに大いに役立っています。本DXセッションにおいて、ガラス部会では、ガラスの研究開発に携わるお二人の先生に、ガラスの材料設計と製造プロセスに役立つ事例についてご講演をお願い致しました。是非とも多くの方々にご参加いただき議論を深めるとともに、材料開発とプロセス開発について新しいアイディアを生み出していただければ幸いです。